2015.12.12
先月末。
お世話になっている地酒専門店K君のお誘いで「お蕎麦と日本酒と酒器の会」へ伺いました。
会場は松本市に隣接する山形村。
「そば処 木鶏(もっけい)」さんです。
ご主人の塙(はなわ)さんは出身地福島県で東日本大震災を体験し、そこで自らの生き方を問い、見知らぬ長野県で夢に見た蕎麦屋を開業した、まだ20代の若手です。
この日一番にお店の暖簾をくぐると、心安らぐ暖かな空間と笑顔の塙さんが出迎えてくれました。
席につく前に、この日もうひとりの主役、ガラス作家の湊(みなと)久仁子さんもお出迎え。
ズラリと並んだ酒器と蕎麦猪口の中から好みの一品を選ばせてくれました。
私はこのガラス酒器が大いに気に入って購入(写真)。
いまや家飲みで欠かせぬ器になっています。
13名の参加者がすべて揃ったところで宴席開始。
お店自慢の軍鶏(しゃも)、参加者のおひとりが生産された放牧豚、思わずお替わりをしてしまった締めのお蕎麦まで、コースすべてのお料理が絶品。
そして何よりも参加者の皆さんとの会話が絶品でした。
店主の塙さんが理想とする「人と人をつなぐそば屋」がそこには体現されていました。
私が目指すひとつの目標が「蕎麦と合うお酒」。
店主の塙さんのサプライズでご用意して頂いた「和田龍登水」を皆さんにお楽しみ頂いたことも、この日の喜びのひとつでした。