2014.10.24
会社の事務所の片隅に置いて、折に触れ引っ張り出してはページを開く1冊があります。
「うまい日本酒はどこにある?」増田晶文著(草思社)
著者が蔵元・酒販店・居酒屋などの現場を取材して、「本物」の日本酒とそこに携わる人々を丁寧に描き出したノンフィクションです。
傑作です。
私はこの本を、「うまい酒を飲ませる処」の章に登場する日本酒専門居酒屋の若主人に頂きました。
彼の姿が等身大でいきいきと書かれていて心打たれたものです。
出版は2004年。
あれから10年。
本はぼろぼろになっています。
しかし何度読んでも、ここに書かれた内容はいまだに色褪せることはありません。
本をめくるたびに、同じ感動と、そして前向きな姿勢とをもらいます。
同じ草思社から文庫にもなっています。
お勧めです。