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地酒三昧の夜

2014.05.03

昨日は業界で大変お世話になっている客人がわざわざ東京から上田を来訪。
昼間はじっくり会社で話をして、夕方からは蔵元O君と3人で上田の街に繰り出しました。

まず最初は、信州地酒の品揃え豊富な海鮮居酒屋で1杯。
と思っていたら、1杯どころかメニューの地酒を片っ端から注文し始めて、外はまだ明るいうちから3人とも既にご機嫌状態です。

肴は、新鮮な魚介類と共に、客人が食べた事がないという地元で採れたこしあぶら(山菜です)の天ぷら。
旨い旨いと喜ぶ顔を見て、我々ふたりもご満悦です。

かなり酩酊したところで、せっかく上田に来たのだから、今度は名物の「美味(おい)だれ焼き鳥」を食べてもらおうと店を移動します。

知らない方に説明すると、「美味だれ」とは、すりおろしたにんにくがたっぷり入った醤油味のたれで、お店によっては隠し味でリンゴを入れたりもして、それを焼き鳥にかけて食べます。
上田の名物で、私も小さい頃から当たり前のように食べていましたが、このたれが上田だけのものと知ってびっくり。
今は上田市が商標登録を取って売り出しています。
翌日にんにく臭さで皆に顔を背けられるのが唯一の難点です。

という訳で、次の店では「美味だれ焼き鳥」のメニューを片っ端から頼み、こちらでもメニュー豊富な信州地酒を何種類もぐびぐび。

しかしそこで終わらないのが酔っ払いのいいところです。
ここまで来たら、客人には信州そばを食べてもらわないと帰せないという事で、続いては蕎麦屋に乱入。

これまた信州の地酒とともにお蕎麦を堪能。
ちなみに客人には有無を言わせず「もりそば」の大盛りを注文しましたが、彼はそれをペロリと完食、逆に我々を驚かせました。

時計を見ると、もうかなり夜も更けています。
でも旨い日本酒と楽しい会話は決して悪酔いしないものですね。
この晩も、3人で浴びるほど飲んだにも関わらず気分はほろ酔いで、客人をホテルまで見送って2人帰途に付きました。

家に帰ると、テレビではWOWOWでhideのライブが流れています。

そう、今日はhideの命日。
16年前、最初に新聞でhide逝去を知った時のショックは今でも忘れません。

その後、hide MUSEUMを何度も訪れたり、娘と三浦海岸のhideのお墓参りをしたり。
今でもhideの存在は心の中で決して色褪せません。

今も生きていたら、hideはどんな音楽を我々に聴かせてくれていたのでしょう?