写真の男性、いつもの和服ではないのでちょっと違和感があるかもしれませんが(笑)、上田市出身の落語家、三遊亭鬼丸師匠です。
現在は落語家としての顔とともに、埼玉のFM局、NACK5の平日午後の帯番組「GOGOMONZ(ゴゴモンズ)」のパーソナリティとしても絶大な人気を誇っています。
今日は師匠が地元上田市の公民館で午後から高座に上がるというのを耳にして、仕事の合間を縫って師匠に挨拶をして参りました。
写真の通り、いつもながらの爽やかな笑顔、相変わらず若いです。
鬼丸師匠とのご縁は小さなところから始まりました。
師匠がまだ二つ目の「三遊亭きん歌」だった5年ほど前、私の会社にきん歌さんは突如現れました。
そして彼の口から出たのは、古典ネタの「禁酒番屋」で実際にお客様にお酒を配りたいので協力してほしい、そんな要望でした。
きん歌さんがわざわざ弊社を選んでくれた心意気に感激した私はすぐに意気投合し、そのお酒は実際にきん歌さんの落語会でお土産として配られました。
それからは、きん歌さんの高座があると出来るだけ足を運びましたが、お世辞抜きで彼の芸は世間一般の二つ目より一歩も二歩も抜きん出ている気がしていました。
そして今から3年前、きん歌さんはついに真打に昇進し、「三遊亭鬼丸」の名跡を180年ぶりに襲名しました。
東京で開かれた襲名披露の宴には私も呼んで頂き、しかも弊社の樽で鏡開きという光栄にも与(あずか)りました。
その直後、1ヶ月に渡り東京都内4箇所の寄席で開かれた鬼丸師匠の真打襲名披露興行には、私も出張の折に2回足を運びました。
上野鈴本演芸場では「錦の袈裟」、池袋演芸場では「御神酒徳利」の熱演を今でも覚えています。
ちなみに直後の地元上田での凱旋公演でのネタは確か「猿後家」でした。
また、昨年の弊社の「新酒を味わう会」では、当日に突然師匠から電話があり、わざわざ埼玉から「新酒の会」のために駆け付けて下さった驚きと嬉しさは今でも忘れません。
ここのところしばしご無沙汰気味ではありましたが、今日久々に鬼丸師匠にお目に掛かり、師匠の高座に触れたい欲求がむくむくと顔をもたげてきたのを実感しました。
と同時に、小さな出会いから師匠とこのようなご縁を今でも頂いている事に感謝した午後のひとときでもありました。
師匠、また聴きに行きますね!