いよいよ春の気配満開の今日この頃。
そんな3月下旬のこの季節が大好きです。
今でこそ電車の窓は開けられなくなりましたが、高校生の頃まではこの時期になると各駅停車の窓を全開にして、顔いっぱいに春の風を浴びるのがこの季節の恒例でした。
長野新幹線が開通してからは私もスピード優先になってしまいがちですが、たまの息抜きで大好きな軽井沢へ行く時はあえて車や新幹線を利用せず、在来線のしなの鉄道(旧信越本線)に揺られていく事が少なくありません。
お気に入りの車窓があるんですよね。
小諸駅から軽井沢駅までの雄大な自然が広がる区間。
左手には目の前に浅間山がそびえ立ち、右手は新緑の木々が延々と続きます。
特に御代田駅と信濃追分駅の間の、線路がきれいなS字カーブに差し掛かるあたりはまさに絶景で、これまでどれだけその景色を目にして楽しんできたか、でもいまだに飽きる事はありません。
しなの鉄道の終点となる軽井沢駅に降り立つと、向かって右側には軽井沢プリンスのアウトレットモールが広がりますが、そこには目をくれずにスルー。
左側のロータリーに降り立ち、旧軽通りに通じる数キロの直線をテクテクと歩いていくのが私の定番です。
同じ道を歩いていても四季おりおりで街の空気や匂いが違っていて、そんな風景を楽しみながら、そしていろいろなお店をチェックしながら最終的に辿り着くのは、旧軽通りの一番奥にある「茜屋珈琲店」。
そこのカウンターで店主の大谷さんと語りながら一杯のコーヒーを味わう瞬間は至福のひとときです。
帰りは旧軽通りで人気を二分するベーカリー「浅野屋」か「フランスベーカリー」でパンをどっさり買い求め、さらに時によっては鶏肉専門店「鳥勝」で目の前で焼かれる「若鶏の丸焼き」を購入。
そして、これは夏限定ですが、このブログにも登場する吉祥寺の「JAP工房」の軽井沢店にあたる「SIN/GUILD UNIT」に顔を出し、店長のYukiさんとしゃべりながら商品をチェックするのもこれまた楽しみのひとつです。
今年私は忙しくてまだ全然行けてないけれど、GWを前にまだまだ人通りが少ない春の軽井沢の街並散策、絶対お薦めです。