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気になる言葉遣い

2011.06.30

最近仕事やプライベートで、とても気になる言葉遣いがあります。
それは「はい」ではなく「うん」と受け答えされる事です。

例えば買い物や商談の場で、こちらからの質問に対して、あるいはこちらの言葉に相手が相槌を打つ時に、「はい」ではなく「うん、うん」などと答えられると、一気に気持ちが冷めていくのが分かります。

私は基本的に、買う側も売る側も立場はイーブンというスタンスなので、自分が客側の時こそ、売る側である相手には丁寧に接していこうと思っているのですが、「うん」という受け答えはそんな思いを台無しにしますね。

電話でこちらが丁寧な口調で話している時に「うん、うん」と言われると、別の人に変わってくれと即座に思いますし、直接話している時にそのような言葉遣いをされると、それ以上話す意欲を一気に削がれます。

先日も仕事の電話で、こちらからの問い掛けに終始一貫して「うん」「うん」と答え続けた女性に対して、「です、ます」調で話していた私も、この人にはこちらの真心は通じないと瞬時に察して、あえて丁寧な言葉遣いを止めました。

普段から付き合いがあって気心が知れた人には、もしそのような言葉遣いをされた場合は、僭越な言い方ですがその方の今後のためもあえて忠告致しますが、その場限りの場合は不愉快な思いだけが心に残ります。

余談ですが、今私が愛用している車を買ったディーラーの営業マンが、当時は新人でしたがなかなか優秀なセールスで、彼のおかげで気持ちよく納車まで運びました。
ただひとつだけ気になる事があったので、最後に彼にあえて忠告しました。
「あなたのためを思って言うので、気を悪くしないで聞いて下さい。お客様は見ているので、爪は短く切ったほうがいいですよ」
彼は今でもその時のことを懐かしく話してくれます。

言葉のキャッチボール、そして気持ちのキャッチボールは、お互いが相手に敬意を持った上で、それがきれいに通じ合った時は、いつも気持ちがいいものです。