先日、日産スタジアムで行なわれたⅩ-JAPANのライブを観に行って参りました。
といっても、実際に行ったのは私ではなく、妻と娘の2人です。
残念ながら私の役割はチケットの手配まで。
本当は私もぜひ足を運びたかったのですが所要が重なり、一昨年の味の素スタジアム、昨年の東京ドームに続き、今年も私は寂しく留守番と相成りました。
そして私のおかげで(!)ステージ前のアリーナの良席を手に入れた2人は、それはそれは大興奮の時間を過ごしたらしく、興奮覚めやらぬまま、会場で手に入れたツアーグッズをごっそり抱えて先日帰って参りました。
今回アリーナのかなり前の優良席を入手できたのには、それなりの訳と苦労がありました。
それはさかのぼること数ヶ月前のある日、娘が私に「お父さん、VISAカードって持ってる?」
はい、持ってます。
「それをこのVISAカードに変えてほしいんだけど」
そう言って私の目の前に出されたPCの画面には「UNDERGROUND KINGDAM VISAカード」の文字。
何のこっちゃ?
娘が言うには実はこれ、Ⅹ-JAPAN のリーダー、YOSHIKI(ヨシキ)と提携したVISAカードらしいのです。
話を聞けば、このたび発行されたこのカード、入会すればX-JAPANのコンサートの優先予約が出来るのだとか。
そうか、そういう事か。
それならば、私もライブ大好きなので少しでも良い席で観たいのはよく分かる、よろしい、好奇心旺盛なのも手伝って、ぜひこのカードを取得してみようと即決です。
かくして私は翌日、早速この(通称)YOSHIKI・VISAを申し込み、と同時にこれまで持っていた別のVISAカードを解約しました。
そうこうして待つこと約1週間、ついにそのカードが自宅に届きました。
封を開いてそそくさと中身を取り出すと、カードの表側にはYOSHIKIの見目うるわしい写真がドンとプリントされています。
ほうほう、ファンの女性はこれだけでまずイチコロですな。
そして私は「これは飲み屋でのネタに使える」とワクワク。
続いて、同封されているパンフレットを取り出してよく読むと、そこにはカードの使用ポイント(1ポイント1,000円)に応じた数々の特典が・・・。
これが何ともスゴい。
書き写してみますね。
600ポイント YOSHIKIオリジナルTシャツ
3000ポイント YOSHIKI直筆サイン入りドラムスティック
6000ポイント YOSHIKIジュエリー(ボックスへ直筆サイン入り)
10000ポイント YOSHUKIと2ショット撮影(写真へYOSHIKI直筆サイン入り)
12000ポイント YOSHIKIと一緒にスタジオで未発表曲を視聴
15000ポイント YOSHUKIがスタジオで生演奏をして、その内容を録音したCDに直筆サインを入れてプレゼント
はっきり言ってファンにとっては垂涎ものです。
それにしても大企業というのは、こんなカードを考え付くアイディアも凄いけれど、そのアイディアをアーティストと提携していとも簡単に実現させてしまう力を持っている、その凄さをまざまざと感じました。
それにしても、と私は考えました。
最後の特典を手に入れるには・・・カードで家でも買うか。
さて、そして肝心のライブのチケット優先予約はというと・・・どこにも書いてありません。
VISAカードのホームページを見ても、改めてご案内差し上げます、という内容がサラリと載っているだけ。
おいおい、大丈夫かいな。
しかしその心配も杞憂に終わりました。
数日後、娘から見せられたPCのX-JAPANのホームページには、今回のこのカード入会者に対する最優先予約の案内が!
そして指折り数えて待った発売日当日。
発売開始時刻の午前0時ちょうどに、私はいつもながら酔っ払ってベロベロになっている頭をフル回転させて、チケット申し込みの入力を無事完了しました(酔った頭で入力ミスがあってはならじと私は指示をしただけ、実際入力したのは娘です)。
それから数日。
PCのメールに「当選しました」の文字が躍りました!
ただし文面を読んでいくと、チケットが発送されるのはそれから更に待つこと1ヵ月後。
コンサートの10日前なんですよね。
今回わざわざ優先予約の特典欲しさに入会したVISAカード。
VISAよ、そしてコンサート事務局よ、そんな私の思いに報いるためにも、せめてアリーナ席、でもアリーナ席でも後方はステージが観えないというから、欲を言えばアリーナ席の前方をぜひとも送ってくれたまえ!
そして8月上旬のある日、その思いは叶えられました。
娘からの電話で「チケットが届いたから開けていい?」と言うのを制し、「いやいや、お父さんが取ったのだからお父さんが開封します」とチケットを事務所まで持ってこさせ、ドキドキしながら封筒を開きました。
目の前のパソコンにはあらかじめ日産スタジアムの座席表が出してあります。
そしてソロソロとチケットを取り出して、席番を確認、PCの座席表と照らし合わせると・・・おおっ、思いっきり前じゃん!
感動!
ステージに向かってほぼド真ん中の、前から約10数列目。
それまでの苦労が一気に報われた思いでした。
VISAよ、コンサート事務局よ、ありがとう。
今回は素直に感謝!です。
次のX-JAPANのライブでも、ぜこのチケット優先予約が活かされる事を願っています。
さて、最初の特典のオリジナルTシャツを手に入れるためにカードでも使うか。
しかしそれには一体いつまでかかるのやら・・・。