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テキスト新調

2010.01.30

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写真の3冊は私にとって酒造りにおける座右の書です。
左側から
・酒造講本
・清酒製造技術
・国税庁所定分析注解
どれも真新しく見えるのは、このたび改訂版に買い換えたからです。

この3冊を初めて手にしたのは、私が学校を卒業して入った国税庁醸造試験所(現在は独立行政法人「酒類総合研究所」)の季節講習でした。

あれから約20年、青い表紙の「酒造講本」は、5年前から通い始めた「南部杜氏協会夏季酒造講習会」のメインテキストになっていたのを機に新版に買い替えました。
また、赤い表紙の「清酒製造技術」はこのたび「改訂版」が発売されたのを知って注文し、ついでに「所定分析法注解」も、こちらはほとんどページをめくる機会はなくなっているのですがせっかくだからと新版を発注して、発売元の日本醸造協会から届いたのが先日のことです。

既にぼろぼろになった古い3冊に比べると、当たり前ですが新しい本は染みひとつついていなくて、インクの匂いが立ち昇ってくるようで新鮮な感動に駆られます。
もちろんテキストはあくまでもテキストであって、酒造りの世界は正解のない手探りで未知の世界です。
ただその中でも、常に学ぶ姿勢を忘れてはならない、そんな気持ちの現れのひとつとして、リニューアルされピカピカになったこれらのテキストを折に触れ紐解いていきたいと思います。